OT(オペレーショナルテクノロジー)とIT(情報テクノロジー)のコンバージェンスは、ICS(産業用制御システム)とSCADA(監視制御 / データ収集)システムのセキュリティに影響します。エアギャップの消滅により、これらのシステムが拡大する脅威にさらされ、テロ行為に関与するハッカー、サイバー戦争、諜報活動の標的になります。発電所、工場、水処理システム、石油掘削場、交通管制システムなどの重要インフラストラクチャへの攻撃は、従来の工場の敷地だけでなく、国家安全保障への脅威、経済的損失、ブランドの評判へのリスク、さらには人命の危機につながる可能性もあります。
フォーティネットは10年以上にわたり、エネルギー、防衛、製造、食品、運輸などの重要インフラストラクチャ分野のOTシステムを保護してきました。フォーティネット セキュリティ ファブリックを通じて複雑なインフラストラクチャにセキュリティを組み込むことで、効率的かつ中断のない方法でOT環境の保護とコンプライアンスが保証されます。
FortiOS 7.2の新機能
FortiOS 7.2リリースでは、新しいセキュリティ機能の追加、さらなるコンバージェンス、OT(オペレーショナルテクノロジー)のセキュリティ管理の簡素化などの300以上の新機能と機能強化により、フォーティネット セキュリティ ファブリックが強化されました。
これらの新機能は、OTの課題解決に向けたフォーティネットのコミットメントを示すものです。
- Asset Identity Center(アセットアイデンティティセンター):ネットワークトポロジがパデューモデルを使用してダッシュボードに表示され、OTネットワークの接続された資産が可視化されます。パデューモデルの同一または異なるレベルとの資産の通信を確認できます。
- セキュリティポリシーの強化:監視と学習の新機能により、OTトラフィックのフローを学習し、シンプルなポリシーインタフェースで新しいポリシーを作成します。
- アクセスネットワークの可視化:FortiSwitchトポロジビューが強化され、重要な統計情報が一元的に表示されるようになりました。
- エアギャップライセンスアクティベーション:インターネットから隔離された環境のライセンス管理も、簡素化され、合理化されます。
フォーティネットのソリューションは、データセンターからクラウド、ネットワーク境界までに拡大するIT環境のトップクラスの脅威保護をOTセキュリティソリューションに統合します。OT環境の可視化、制御、自動高速分析検知を提供しつつ、業界標準のサポートを内蔵し、OTセキュリティ管理の複雑さを最小限にし、ITとOTのサイロ化された環境のポイントセキュリティソリューションよりもOpEx(運用コスト)を削減できます。