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WANアグリゲーション

WANアグリゲーションとは?

広域エリアネットワーク(WAN)の最適化は、特に画像や文書など、キャッシュを使用するファイルにアクセスするアプリケーションの帯域幅の反復使用を低減するため、企業のネットワークに大きなメリットをもたらします。しかし、エッジの接続性を向上させる選択肢はこれだけではありません。WANアグリゲーションでも可能です。いずれのアプローチも、企業のソフトウェア定義型広域ネットワーク(SD-WAN)の性能を向上させますが、WANアグリゲーションは異なる問題に異なる方法を用いて接続性を向上させます。

WANアグリゲーションの定義

WANアグリゲーションは、2つ以上のイーサネットリンクを束ね、2つのデバイス間の接続論理を1つに集約し、これらのリンクにトラフィックを均等に分散させます。

WANアグリゲーションは、束ねられたリンク間でトラフィックを均等に分散することから「リンク負荷分散」とも呼ばれています。この他にも、1つのイーサネットポートを別のポートに組み合わせ、パフォーマンスを損なうことなく、競合する要求のバランスをとることから「マルチリンクアグリゲーション」とも呼ばれています。

WANアグリゲーションの定義では、WANとローカルエリアネットワーク(LAN)の違いを認識することが重要です。LANアグリゲーションは、ホームネットワークに関連するもので、接続はルータに接続されたデバイスに影響します。一方、WANアグリゲーションは、ケーブルモデムに関連するもので、デバイスとモデム間の接続は、地理的な場所や他のデバイスの影響を受けません。そのため、WANアグリゲーション接続は、シームレスな接続でインターネットサービスプロバイダー(ISP)の最大通信速度を提供します。

WANアグリゲーションの仕組み

WANアグリゲーションは、複数のネットワーク接続を並列で組み合わせ、使用率の低いリンクを活用し、接続にトラフィックを均等に分散させ、各WANポートの帯域幅を増強するため、企業はパフォーマンスを向上させることができます。デバイス上でこれらのリンクのアグリゲーションを可能にするアクティブ モニタリング プロトコルは、リンク アグリゲーション コントロール プロトコル(LACP )と呼ばれ、アクティブ(常時稼働)またはパッシブ(必要になるまでアイドル状態)のいずれかのモードで構成されています。

WANアグリゲーションにおいて、スイッチは、特にLACPを使用して接続をサポートしている企業にとって、関心事項の1つでしょう。スイッチは、OSI参照モデルのデータリンク層で動作し、コンピューターとサーバーを1つのネットワークに接続します。スイッチ間でデイジーチェーンのように接続することで、デバイス間の接続性だけでなく、全体の帯域幅をより効率的に使用できるようになります。

WANの最適化とWANの仮想化の違い

WANアグリゲーションという用語をすでにご存知の場合、WANの最適化やWANの仮想化という用語も耳にしたことがあるかもしれません。いずれのプロセスもエッジの接続性を向上させますが、対応する問題や処理達成方法はそれぞれ異なります。

例えば、WANの最適化は、データをキャッシュまたは圧縮して、IPパイプライン経由でより多くのデータを送信し、WAN上のトラフィック量を削減します。しかし、ストリーミングビデオなどリアルタイムアプリケーションを高頻度で使用する場合、WANの最適化はその価値を十分に発揮することができません。これらのアプリケーションのデータパケットはすでに最大限に圧縮されているため、それ以上のキャッシュや圧縮は必要ないからです。これは、暗号化されたトラフィックについても同様です。一方、WANアグリゲーションは、データのキャッシュや圧縮は実行せずにより多くのIP回線を解放し、複数のISPに接続を分散させるため、このようなビジネスシーンにおいては、WANアグリゲーションの方がより高い価値を提供することができます。

WANの仮想化は、最近話題になっている用語です。複数のユニークなソースからの帯域幅を各拠点に導入し、リモートネットワークとデータセンターの間に堅牢なWANファブリックを構築する新しい技術です。この技術を導入すれば、帯域幅の集約や耐故障性の機能によって、既存のWANの最適化に付加価値をつけることができます。

WANアグリゲーションのSD-WANへの適用

SD-WANは、アプリケーションパフォーマンスの向上とアジリティの強化をコア機能として設計されています。SD-WANにアグリゲーションを追加することで、エッジ接続をさらに強化することができます。特にトンネル帯域幅アグリゲーションは、帯域幅を最大限に利用できるようになるため、帯域幅が競合する他のアプリケーションのパフォーマンスを妨げることなく、アプリケーションの最高のパフォーマンスを得ることができます。

さらに、SD-WANソリューションの一部であるWANアグリゲーションは、場所間のスループットを増強します。アグリゲーションされたリンクの1つまたは複数に障害が発生しても、他のリンクが負荷を補うため、アプリケーションのアクセスを維持し、シームレスなユーザーエクスペリエンスを提供します。これを冗長化といいます。

フォーティネットによるサポート

フォーティネットは、WANアグリゲーションをはじめとする高度な機能を使用して、SD-WAN環境を改善し、ビジネスクリティカルなアプリケーションのパフォーマンスの向上に取り組んでいます。フォーティネットのSD-WANは、WANの帯域幅をオンデマンドで検出・報告するアグリゲーションにも対応しています。

今日の世界では、デジタル化は不可欠であり、アプリケーションのパフォーマンスが生産性に直接的な影響を及ぼします。SD-WANには、接続性だけではなく、スピード、柔軟性、セキュリティが求められています。FortiGate セキュアSD-WANは、これらの機能に加え、SD-WANアグリゲーションなどの技術を使用して、SD-Branchエクスペリエンスを最適化し、次世代ブランチ環境におけるハイレベルなアプリケーションパフォーマンスと信頼性を提供します。

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よくある質問

WANアグリゲーションとは

広域エリアネットワーク(WAN)アグリゲーションは、2つ以上のネットワーク接続(多くの場合、異なるインターネットサービスプロバイダー(ISP)からの接続)を並列で組み合わせる技術です。WANアグリゲーションは、「リンク負荷分散」、「マルチリンクアグリゲーション」とも呼ばれています。WANアグリゲーション設定では、ISPのトラフィック速度は接続間で均等に分散されます。

WANアグリゲーションルータとは

WANアグリゲーションルータは、裏のポートを介して2つ以上のインターネット信号を受信すように設計されています。各ポートは指定量の帯域幅を処理することができます。例えば、ルータに1Gbpsずつ処理できるポートが2つある場合、WANアグリゲーションルータは合計2Gbpsを処理することができます。

WANアグリゲーションの設定方法

WANアグリゲーションの詳細な設定方法は、お使いのルータとモデムメーカーの仕様により異なります。ただし、いずれの場合も、WANアグリゲーション対応ルータに接続し、WANアグリゲーションのオプションを有効にして、モデムの管理ページにログインし、WANアグリゲーションの設定を行う必要があります。

WANポートアグリゲーションとは

WANポートアグリゲーションは、1つのWANアグリゲーション設定で複数のWANポートが並列にデータを送受信します。各ポートがISPから独自の信号を受信し、WANに接続されているネットワークや機器に送信します。

リンクアグリゲーションによって通信速度は速くなりますか?

いいえ、リンクアグリゲーションによって、受信信号の速度や、ネットワーク上のユーザーが使用できる全体的な速度は増加しません。しかし、WANアグリゲーションは信号のスループットを増加させるため、ユーザーはより安定した帯域幅にアクセスできるようになります。そのため、エンドポイントは、より高速でスムーズなパフォーマンスを得られる可能性があります。