知らなきゃ危険!
情報セキュリティ対策に大切な3つのポイントと被害例
アプライアンスとは、日本語だと「器具」や「家具」や「電化製品」などと訳されますが、IT用語では特定の分野や目的で利用するために、必要な機能や性能のみを有する機器という意味を表します。特定の用途に特化しているため、導入や管理が簡単であったり、低コストであったりなどの特徴を持ち、昨今多くの企業がアプライアンスサーバーを導入しています。この記事ではそのアプライアンスの種類やメリット、おすすめの商品などについて解説していきます。
情報セキュリティ対策が甘かった場合に発生する可能性のある様々な被害例を14個の見出しに分けて解説していきます。
アクセス権のない第三者からサーバーに勝手にアクセスされることを言います。システムの脆弱性を利用しハッキングされたり、ウイルス感染によってログイン情報が盗まれたりすることにより不正アクセスをされることが多いです。
第三者が作成したプログラムやアプリに感染してしまうことを意味します。マルウェアを起点として組織内のデバイスに入り込んできます。感染に気付きにくいウイルスも出回っており気付かないうちに感染している恐れもあるでしょう。
サーバーのシステムやプログラムを不正に実行されることを指します。例えば、メールアプリを不正に起動して勝手にメールを送信されたり、不正ログインされてデータを改ざんされたりする恐れがあります。
組織内の人間を介して、メールや機器の接続を利用してマルウェア感染などの被害を発生させるものです。
DVDやCD、USBメモリなどが不正に接続され、悪質なプログラムを実行されたりデータを盗まれたり改ざんされたりするのです。オフラインだからと油断できません。
ネットワーク機器などに不正な機器を接続され、通信データを盗まれる危険性があります。データ改ざんやIDやパスワードを盗むものもあります。
マルウェアに感染させたサーバーを利用してネットワークに負荷をかけられます。攻撃を受けるとネットワークが不安定になり正常な動作がしにくくなるため、他の攻撃と組み合わせられることもあります。
輻輳とは何かが1カ所に集中して混雑している状態のことです。よって通信輻輳とはアクセスを集中させて本来必要なアクセスの邪魔をしたり、プログラムが正常に実行できないようにしたりする攻撃のことを言います。
サーバーに障害が発生するケースで、バックアップ漏れなどの情報保管に問題があると起こります。管理を徹底していても、大規模停電などで機器障害が発生する恐れもあります。
LANなどの経路が物理的に切断されたり機器からケーブルを抜かれたり、機器の電源を停止されたりするものです。ネットワークが遮断されることで業務に支障が生じてしまうこともあります。
電波を妨害し、Wi-Fiなどの電波で作動しているプログラムを正常に動作させないことを言います。業務に支障が生じることは勿論、監視カメラなどのセキュリティが無効になってしまいます。
不正な機器の接続や電波の盗聴をされてネットワーク上のデータを盗聴、盗み見られてしまう恐れがあります。
暗号化や復号化の仕組みの導入が甘いと、ネットワーク上のデータを勝手に改ざんされるリスクがあります。改ざんされたデータを受け取った人もデータを送った人も、データが改ざんされていることに気付かない場合もあります。
社内や外出先などにてデバイスやUSBメモリなどの情報資産を直接狙われるというものです。オンライン、ネットワークは利用されないのが特徴です。リモートワークの普及により、侵入や窃盗のリスクが高まっているとも言えるでしょう。
前の見出しにて被害例について解説しましたが、このような被害を防ぐためにセキュリティ対策における3つのポイントを解説します。
まずセキュリティ対策の基本として、不正アクセスを防ぐように徹底することが重要です。外部からの侵入を防ぐことで社内のデータを安全に保つことができます。外部からの不正なアクセスがないかをこまめに確認するために、問題を検知することも大切です。
ウイルス対策用にセキュリティソフトの導入をしましょう。ウイルスの種類は日々多様化していることから、導入して安心ではなく、定期的に最新版にアップデートするようにしましょう。自動更新設定にしておくと忘れることもなく安全です。
特に組織や会社において、メンバーや社員に対して、情報のリテラシー教育を徹底し、トラブルを防げるようにしておく必要があります。更に、不正アクセスがあった場合の対処法などの教育をしておくことで、被害を最小限に抑えることが可能です。
もちろん、この3つだけでセキュリティ対策は完璧になるわけではありませんが、最低限これらのポイントを知っておくだけでもセキュリティ対策の基本をおさえることができます。