業界トレンド

金融サービスにとって重要な役割を果たすセキュアSD-WAN

投稿者 Renee Tarun | 2021年5月17日

業界の視点

これは、フォーティネットの副CISOであるRenee TarunがGlobal Banking & Finance Reviewに投稿した記事の要約です。全文(英語)は、こちらからご参照いただけます。

金融サービス機関の拠点は、複数の都市、州、国に分散していることが多いため、安全、堅牢性、コスト効率性に優れた接続環境の提供は長年の課題でした。ところが、パンデミックの影響でテレワーカーが増え、企業ネットワークに接続するリモートユーザーが増加した結果、この課題はさらに複雑になっています。当然のことながら、必要な帯域幅も増大し、アプリケーションのクラウド移行も進んでいます。また、従来のマルチプロトコルラベルスイッチング(MPLS)接続は効率が悪く、拠点の増加に伴って可視性、セキュリティ、パフォーマンスが大きく低下する要因になっています。

増加するビジネス要件をサポートするセキュアSD-WAN

パンデミックに伴う制限やシャットダウンに対応し、事業を継続していくため、金融サービス機関はさまざまなビジネスアプリケーションを採用しています。ここでは、ある金融サービス機関を一例に挙げましょう。この企業は500を超える従業員を擁し、アフリカおよび中東に複数の拠点を展開しています。各拠点に単一のMPLSとインターネットリンクを導入していたのですが、それが原因でビジネスクリティカルなビデオや音声アプリケーションが接続不能に陥りました。この問題は、従業員のコラボレーションを阻害しただけでなく、顧客とのインタラクションにも悪影響を及ぼしました。

この企業が必要としていたのは、すべての拠点がセキュアかつ信頼性の高い方法で企業ネットワークにアクセスできる方法でした。サービスレベル契約(SLA)パフォーマンスを達成でき、複数のリモートオフィスを接続するワイドエリアネットワーク(WAN)をサポートするソリューションの必要性を認識したこの企業は、ソフトウェア制御によるネットワーク(SD-WAN)の検討に着手しました。また、今後増加が予測されるビジネスニーズにも対応できる機能も、選定の要件に加えました。

セキュアSD-WANの価値を検討する

この企業は、ほとんどの金融サービス機関と同様に、IT環境全体のコスト削減という重圧に苦しんでおり、それがソリューション選定に大きな影響を与えていました。また、データセキュリティは最優先課題ではありますが、ネットワークパフォーマンスを犠牲にすることもできません。このような要素に基づいて複数の候補を検討した結果、同社はセキュリティ ドリブン ネットワーキングのアプローチに基づくSD-WANであれば、すべての要件を満たすことができるという結論に至りました。セキュアSD-WANソリューションは、必要なすべてのツールを備えているだけでなく、コスト管理と運用の効率化も兼ね備えています。

ネットワーキングとセキュリティを1つに融合したソリューションは、高速であるだけでなく、次世代ファイアウォール(NGFW)機能も組み込まれています。また、簡単に拡張および管理できる点も特徴で、これらは今後の拠点開設において非常に重要な役割を果たします。

セキュアSD-WANの利点

自社のニーズに合ったセキュアSD-WANを導入すれば、NGFW、WANの最適化、自動化、トラフィックシェーピングといったメリットを実現できます。この企業は、セキュアSD-WANを導入した結果、次のような効果を実現することができました。

  • 管理とレポーティングの一元化:セキュアSD-WANはリモートオフィスにも簡単かつ迅速に導入できるため、IT部門の負担を軽減できました。さらに、ネットワークインフラ全体の可視化とコントロールの改善にも成功しています。
  • インテリジェントなアプリケーションステアリング:導入したセキュアSD-WANソリューションは、アプリケーションをインテリジェントに識別して最適なパスを特定する機能を備えていました。これにより、電力供給の一時停止や停電時もパフォーマンスを向上させることが可能です。
  • 統合されたNGFW機能:この企業が最優先した要件は、詳細のSSLインスペクションなどを含む、統合されたNGFW機能を持つソリューションでした。したがって、このようなセキュリティ機能を実行できるセキュアSD-WANソリューションの選定により、パフォーマンスを損なうことなく、サービスを提供することができました。

ビジネスニーズを満たす最適なセキュアSD-WANソリューションを選定する

金融サービス機関では、テレワーカーと拠点の増加に加えて、新しいクラウドアプリケーションとインフラストラクチャの導入も進んでいます。したがって、クラウドベースのアプリケーションとコアネットワークに、コンプライアンス要件を満たした方法で高速かつ安全に接続できるソリューションが必要です。このようなニーズに対応できるソリューションには「SD-WAN」という名称が付けられていますが、すべてのソリューションが同じというわけではなく、特にセキュリティ機能についてはばらつきがあります。ソリューションの選定では、現在の要件だけでなく将来的な要件を含め、あらゆる要素を慎重に検討しなくてはなりません。

フォーティネットは、金融サービス機関向けに、高度な脅威からの保護と経済性 / 効率性の最適化を両立するソリューションを提供しています。

フォーティネットのセキュアSD-WANソリューションは、セキュリティ ドリブン ネットアプローチでユーザーエクスペリエンスを改善し、運用を簡素化します。