ビジネス&テクノロジー
より多くの情報をネットワーク上で高速に処理することが求められる中、デジタルアクセラレーションとハイブリッドワークはITチームに新たな課題をもたらしています。新技術の導入などの取り組みの増加に伴い、インフラは急速に拡大したため、深刻な分散化が発生しています。そのため、パフォーマンス、接続性、ユーザーエクスペリエンス、セキュリティの管理・維持がより困難になっています。
ビジネス活動では、オンプレミス、自宅、外出先にかかわらず、すべてのユーザーとデバイスから重要なリソースに迅速にアクセスできることが求められます。また、最適なユーザーエクスペリエンスを提供し、分散したソースからデータを収集・処理し、より良いビジネス上の意思決定を可能にするために、リソースは迅速に拡張できるものでなければなりません。
企業のネットワークの多くは、データセンター、拠点、支店、プライベートクラウドおよびパブリッククラウド、ホームオフィス、そして外出先で働く従業員をつないでいるため、その対応が難しくなってきています。組織は、すべてのネットワークを効率的、効果的、かつ一貫して保護する必要がありますが、セキュリティ計画を綿密に検討せずに新しい技術の導入を急ぐ傾向があります。その結果、セキュリティにギャップが生じ、組織が危険にさらされています。最近の報告書によると、過去12カ月間にマルウェアによる侵害を経験したOT組織は93%に上り、そのうち78%は3回以上の侵害を経験しています。
フォーティネットのセキュアSD-WAN(ソフトウェア定義型広域ネットワーク)は、接続性、アクセス、セキュリティを確保します。高速なクラウドオンランプ(クラウドへの最速経路)と高度なアプリケーションステアリングにより、拠点の従業員は、クラウドやデータセンターに展開された基幹業務アプリケーションに対し、オンプレミスと同水準のアクセスが可能です。SD-WANソリューションはもともと、静的なMPLS接続を安全に置き換え、基幹業務アプリケーションへの柔軟かつインテリジェントなトラフィックステアリングを提供するために設計されました。フォーティネットのセキュアSD-WANはWANを超え、セキュリティ ドリブン ネットワーキングによってネットワークとセキュリティの主要な課題を解決します。
フォーティネットのセキュアSD-WANは、実績あるセキュリティプラットフォーム上に構築された、セキュリティ ドリブン ネットワークを実現する初のソリューションです。セキュリティとネットワーキングは単一のシステムとして動作し、軽微な接続の変更も保護し、すべてのアプリケーショントラフィックをリアルタイムで完全にインスペクションして安全を確保します。また、専用のASICにより、ネットワークを減速させることなく、これらすべてを実現します。
フォーティネットでは、FortiAPアクセスポイント、FortiSwitchスイッチ、FortiNACネットワークアクセスコントロール、エンタープライズクラスのサイバーセキュリティとシームレスに連携し、WAN接続を保護します。これにより、ITチームは接続性だけでなく、セグメンテーション、アクセス制御、トラフィックのインスペクション、インターネットへの直接アクセスに対しての保護を拠点のLANにまで拡張することができます。同時に、SDブランチのリモート管理もあらゆる側面で改善されます。また、FortiExtenderによるLTEおよび5Gとの統合により、ブロードバンド接続に障害が発生した場合でも、信頼性の高い接続を実現します。
今日のネットワークは分散し、絶えず変化し、複雑になっているため、エンドツーエンドの完全な可視化が困難になっています。最近の調査では、80%以上の組織が、組織全体でのゼロトラスト戦略の展開に課題を抱えていることが示されています。
接続数が増えれば増えるほど、その追跡と管理の複雑さは指数関数的に増大するため、アナリストは問題の検知とトラブルシューティングに追われています。このような状況では、複数のベンダーを使用するよりも、単一ベンダーの統合プラットフォームが望ましいと言えます。
フォーティネットのセキュアSD-WANの優れた利点の1つは、完全に統合されたSD-WANプラットフォーム上で1つの管理コンソールから管理できることです。ポリシーのオーケストレーション、設定の標準化と検証、データの一元的な収集と関連付けが可能です。また、より高度なネットワーク運用が求められる環境では、FortiAIOps(Artificial Intelligence for IT Operations)とFortiMonitor (DEM: Digital Experience Monitoring)を追加で実装することもできます。これらの技術は、統合ソリューションの相互運用性を活用して、トラブルシューティングの自動化、問題の特定、ユーザーエクスペリエンスの監視と維持、従来のシステムでは見逃されていたチケットの生成と解決などを可能にします。
フォーティネットのセキュアSD-WANをデータセンター、プライベートクラウド、パブリッククラウドに物理的および仮想的に実装することで、ITチームは高性能で安全なアドホック接続を迅速に構築し、アプリケーションとワークフローを完全に保護することができます。これは、ビジネスに不可欠な機器へのアクセスが、従来の信頼継承モデルからゼロトラストへと移行しつつあるOT環境において、特に重要です。
また、FortiSASEの強力なセキュア アクセス サービス エッジ ソリューションを実装することで、リモートワーカーやシンクライアントにも同水準の接続性とセキュリティを提供することができます。フォーティネットのセキュアSD-WANおよびFortiSASEのソリューションは、単一のFortiOSで提供されます。FortiSASEは、その検証済みのコンポーネントで構成されているため、複数のベンダーの製品で構成されたソリューションに比べ、管理・性能の面で非常に優れています。
最近の調査では、統合と相互運用性が重要であることが示されています。調査に回答した組織の40%近くが、ベスト オブ ブリード製品ではなく、統合されたセキュリティプラットフォームを意図的に選択していると回答しています。あるCISO(最高情報セキュリティ責任者)は、「統合と相互運用性が新しいベスト オブ ブリードである」と述べています。
フォーティネットが単一のベンダーとして提供するSASEソリューションは、組織の要求に応えます。使いやすく、一元管理を可能にするSASEソリューションを実装することで、リモートワーカーやモバイルワーカーに、オンプレミスやオフィスと同水準のサービスやユーザーエクスペリエンスを提供します。これは、フォーティネットのゼロトラストネットワークアクセス(ZTNA)、セキュアWebゲートウェイ(SWG)、クラウドアクセスセキュリティブローカー(CASB)、クラウドベースのSD-WANの技術を単一のクラウドソリューションに統合し、堅牢な統合エンドポイントエージェントと連携させる、フォーティネットならではのソリューションです。
また、フォーティネットのソリューションは単一のOSで動作するため、FortiSASEはFortiSwitchやFortiAPなどのオンプレミスのネットワークソリューションとシームレスに統合できます。多くのSASEは、単にネットワークエッジへの接続だけですが、FortiSASEはこの欠点を解消します。フォーティネットのクラウドベースSASEソリューションは、オンプレミスまたはクラウドに実装された同じテクノロジーを使用するため、すべてのエンドツーエンドのアプリケーションとワークフローに一貫した機能とポリシーを適用します。さらに、一元管理およびポリシーのオーケストレーションにより、一貫した運用、アクセス、優先順位付けを可能にします。
フォーティネットのセキュアSD-WANは、今日の分散型ハイブリッドネットワークを統合する優れたプラットフォームです。当社のソリューションは、今日の複雑で場合によっては一時的な接続を監視・管理する機能を搭載しています。これにより、ITチームはネットワーク全体を可視化し、以下を実現することができます。
しかし、これだけではありません。フォーティネットの完全統合型プラットフォームは、キャンパスやデータセンター、プライベートクラウドやパブリッククラウド、オフィスネットワーク、クラウドベースのサービスなどあらゆる場所に実装できるため、ゼロトラストエッジ(ZTE)のプラットフォームとして使用できます。フォーティネットのセキュアSD-WANは、新しい分散コンピューティングモデルを用いて、安全で信頼性の高いデータの収集と処理を可能にします。また、リモート管理、アプリケーションアクセスの強化、データの暗号化およびインスペクション、情報の安全な伝送を実現します。非統合型ソリューションと比較して、フォーティネットのセキュアSD-WANは、パフォーマンスと管理において、大いに優位であることが証明されています。
フォーティネットのセキュアSD-WANは、セキュリティ ドリブン ネットワーキングのアプローチにより、WANエッジのユーザーエクスペリエンスを向上し、運用をシンプルにします。